38歳から始めた私の不妊治療体験|つらかったこと、救われたこと

私は38歳で、体外受精による不妊治療を始めました。

不妊治療は、想像していた以上に「やらなければならないこと」が多く、体にも心にも負担がかかります。
私自身、治療を続ける中で体調を崩すこともありました。

これはあくまで私個人の感覚ですが、不妊治療とは「妊娠できる体に近づけるための治療」なのだと感じています。
だからこそ、つらいのは当たり前なのかもしれない。そんなふうに、どこか達観した気持ちになることもありました。

母からは昔よく、

「子どもを産めるうちに早く結婚しなさい」

と言われていましたが、この時ほどその言葉を実感したことはありません。

この記事では、私が不妊治療の中で感じたことを書いていきたいと思います。


働きながらの不妊治療は本当に大変

不妊治療は通院回数が多く、スケジュール管理も大変です。

場合によっては、全身麻酔のために絶食が必要になることもあります。
さらに、投薬治療による倦怠感もありました。

「全く動けないわけではないけれど、仕事をするには少しつらい」

そんな状態の日も少なくありませんでした。

私は結婚と同時に仕事を辞め、専業主婦になっていました。
だから何とか通院を続けられましたが、もし仕事を続けながらだったら、かなり大変だったと思います。

実際、働きながら不妊治療を続けている方は本当にすごいと思います。


不妊治療はお金も時間もかかる

不妊治療は、その人の体質や治療内容によっては保険適用外になることもあり、何百万円とかかってしまうケースもあります。

そのため、貯金は本当に大切だと感じました。

また、不妊治療に対応している民間保険に入っていたことで、私はかなり助けられました。

私が加入していたのは、日本生命 の保険です。

ただし、保険に加入していても、条件によっては給付対象にならない場合もあります。
契約内容や年齢制限などもあるため、事前によく確認しておくことが大切だと思います。

そして、不妊治療を始める前に考えておいたほうがいいと感じたのが、「働けなくなる可能性」です。

  • 不妊治療中に体調を崩すかもしれない
  • 妊娠中に安静が必要になるかもしれない
  • 出産後、しばらく動けなくなるかもしれない

こうした可能性は、実際に経験してみるまでなかなか想像できません。

特に出産後は、想像以上に体がダメージを受けていて、私は「これで育児までやるの…!?」と驚きました。

自分自身の収入が一時的にゼロになる可能性も含めて、夫婦でしっかり話し合っておくことは、とても大切だと思います。


自分で自分に注射する怖さ

不妊治療で一番怖かったのは、自分で自分のお腹にホルモン注射を打つことでした。

針自体は細いのですが、「自分で刺す」という行為が本当に怖いんです。

アルコールをしみこませた脱脂綿でお腹を消毒しては、

「やっぱり怖い…」

となり、また拭いて、また止まって…。

初めて打った日は、覚悟を決めるまで30分くらいかかりました。

今思うと、あの時の自分、かなり頑張っていたなと思います。


一回目がうまくいかなかった日

受精卵を移植したあとには、「妊娠判定日」があります。

その日までの数日間は、期待と不安で気持ちが大きく揺れました。

「考えても仕方ない」
「赤ちゃんは授かりものだから」

そう自分に言い聞かせても、やはり考えてしまいます。

そして、一回目の結果は陰性でした。

私はひどく落ち込み、夫に結果を伝えた時、泣きながら

「ごめんなさい」

と謝ってしまいました。

すると夫は、

「君のせいじゃないよ」

と優しく声をかけてくれました。

その時、この人が夫で良かったと心から思いました。

後から知ったのですが、体外受精は一回目でうまくいくケースばかりではなく、二回目、三回目で妊娠する方も多いそうです。

もし今この記事を読んでいる方の中に、一回目がうまくいかず落ち込んでいる方がいたら、どうか自分を責めすぎないでください。


妊娠がわかった日

私は幸い、二回目の移植で妊娠することができました。

看護師さんから、

「妊娠おめでとうございます」

と言われた瞬間、嬉しくて、

「ありがとうございます!」

と何度もお礼を言ってしまいました。

その後すぐに夫へ連絡し、家族へ連絡し、みんなで喜びを分かち合いました。

あの時の気持ちは、今でも忘れられません。


まとめ|あの頃の自分に伝えたいこと

不妊治療は、体力的にも精神的にも、本当に大変でした。

先が見えず、不安になる日もたくさんあります。
周囲と比べて落ち込んだり、自分を責めてしまうこともありました。

それでも今、赤ちゃんを抱っこしながら振り返ると、あの頃の自分に

「本当によく頑張ったね」

と言ってあげたいです。

不妊治療は、人には見えにくい戦いです。
通院、注射、判定日、お金の不安。どれも簡単なものではありません。

だからこそ、今まさに頑張っている誰かが、この記事を読んで

「自分だけじゃない」

と少しでも思ってもらえたら嬉しいです。

ブックマークしていただけると嬉しいです。 

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